二世議員
最近、思うことは、二世議員は、
「平時は、そつなくこなすけれど、修羅場に弱い」ということです。
伸るか反るかの大事な局面なのに、
次々と、ボロが出てきたり、
何をやっても、裏目に出たり、
偶然にも、体調を崩したり、
あるいは、肝心な時に病気になったり・・・・・。
こうしたことに対して、「自分は運が悪い」と思っているでしょうが、
要するに、こういう現象が出てくるのは、
精神的に弱く、「戦い」に慣れていないからです。
今までは、こういう難局を、
お父さんが防波堤となって防いできましたが、
お父さんがいなくなると、馬脚を現すことになって・・・・・。
そもそも、二世議員が、戦闘に弱く、ひ弱なのは、
その生い立ちにあるかもしれません。
普通、子供が、お父さんと同じ職業(同じ会社)を選ぶでしょうか?
たいていの子供は、反抗期に、父親に反発し、
同時に、父親の職業にも反発するのです。
だから、父親と同じ職業を嫌がると思います。
そうやって、子供は、親から離れていく、いや自立していくのです。
そういうわけで、父親と同じ職業(同じ会社)を選んだ人は、
よほど父親を尊敬していたのか、あるいは素直な性格だったのか、
それとも周囲の期待を裏切る訳にいかないと、自分の道をあきらめたのか。
いずれにせよ、そんな状況では、永久に父親を超えることはできないでしょう。
もしかすると、初めての試練でしょうか。
しかしながら、多くの二世議員が、こうした試練を乗り越えて、
同時に、父親を踏み台にして父親を乗り越え、大政治家となることを期待します。